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著者プロフィール
日本の小説家・詩人・随筆家。明治末期から大正初頭にかけて執筆した小説『銀の匙』が、学生時代の恩師である夏目漱石の推挙を受けて「東京朝日新聞」に連載されたことで文壇に認められる。漱石門下のひとりに位置づけられる一方で、文壇の潮流とは一線を画した文学活動を維持したことから「孤高の作家」と評される。
大正元年、「銀の匙」の前篇部分を書き上げた勘助は、学生時代の恩師である漱石にその原稿を送付した。「銀の匙」は漱石から高く評価され、漱石の推薦もあり大正2年4月から同年6月にかけて「東京朝日新聞」上に那珂名義で連載される。
「銀の匙」によって一躍注目を集める作家となったが、その後6年近くほとんど作品を発表せず沈黙を保った。
大正10年、森田草平の紹介で新潮社から『提婆達多』を刊行したのを皮切りに、同年12月には『銀の匙』を岩波書店から刊行するなど、作家としての活動を再開した。
大正13年、『犬 附 島守』を岩波書店から刊行。大正14年4月、発表していた『銀の匙』の改稿に着手する。同年7月、『沼のほとり』を岩波書店から刊行。翌大正15年4月、改稿した『銀の匙』を岩波書店から刊行する。
『銀の匙』以来長らく小説や日記体随筆を書く作家だったが、昭和10年に発表した詩集『琅玕』を端緒に、詩人としての文芸活動を開始した。昭和11年に詩集『機の音』、1937年(昭和12年)に詩集『吾往かん』、昭和13年に詩集『大戦の詩』、昭和14年に詩集『百城を落す』をそれぞれ岩波書店より立て続けに刊行した。
昭和35年12月、角川書店から『中勘助全集』の刊行を開始。同年「全集」完結と多年の業績により朝日文化賞を受賞した。
作品:
「回教徒軍の若い隊長に思いをよせる女の告白をきき、嫉妬と欲望に狂い悶えるバラモン僧は、呪法の力で女と己れを犬に化身させ、肉欲妄執の世界におぼれこむ。ユニークな設定を通し、人間の愛欲のもつ醜悪さを痛烈にえぐり出した異色作「犬」に、随筆「島守」を併収。」 Google Books
岩波書店・大正13年5月初版発行の中勘介「犬」函付きです。経年のヤケがありますが、シミや書き込み、蔵書印などはありません。
100年前の古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。
※中勘助の以下の作品も出品しています。
詩集吾往かん
銀の匙
堤婆達多
商品の情報
カテゴリー: | 本・雑誌・漫画>>>本>>>文学・小説 |
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商品の状態: | やや傷や汚れあり |
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